平凡な日々を送るタクシー運転手にとって、その夜はいつもと変わらないはずだった。
あの男に逢うまでは・・・
トム・クルーズが自らを封印して挑んだ渾身の悪役。

マックス(ジェレミー・フォックス)は、LAのタクシー運転手として平凡な日々を送ってきた。
彼の心の支えとなっているのは、運転席に飾ってあるモルディブのポストカード。

その夜彼は女性検事アニー(ジェイダ・ピンケット・スミス)を乗せる。
短い時間だが会話を交わしたマックスは、心が通じるものを感じ、彼女にポストカードを渡し、アニーもまたマックスに名刺を渡した。

その後乗せた乗客は自称不動産取引業者だというヴィンセント(トム・クルーズ)。

ヴィンセントはLAに一晩で不動産取引を5件纏め、何人か友人に逢い、朝の6時にはLA空港を後にしたいので、貸切契約をしたいとマックスに話を持ちかける。

マックスは最初規約違反だと断るが、ヴィンセントは、600ドルの契約金をチラつかせ貸切契約を結ばせるのだが・・・

原 題 COLLATERAL
製作年 2004年
製作国 アメリカ
監 督 マイケル・マン
脚 本 スチュワート・ビーティ
製作総指揮 フランク・ダラポン
撮 影 ポール・キャメロン
音 楽 ジェームス・ニュートン・ハワード
出 演 トム・クルーズ(ヴィンセント)、ジェレミー・フォックス(マックス)、ジェイダ・ピンケット・スミス(アニー)、マーク・ラファロ(ファニング)、ジャヴィア・バーダム(フィリックス)


長年の夢の為に資金が必要だったマックスは、ヴィンセントの破格の依頼を引き受けますが、早々にそれが間違いだった事に気づきます。

原題名の意味は『巻き添え』ですが、まさに『巻き添え』を喰ってしまうのです。

マックスが、タクシーの中でヴィンセントを待っていると空から死体が降ってきてボンネットの上に落ちます。

ヴィンセントは、起訴を怖れた麻薬密売組織から、LAに住む5人の証人を抹殺する様に依頼された殺し屋だった事が判明するのです。

1人目はタレコミ屋、2人目は麻薬組織に通じてる弁護士と淡々と始末します。
ヴィンセントは、その後マックスにジャズでも聞こうと店に誘い出すフリをしてFBI側の証言にたった店のオーナーを殺します。

犯罪の巻き添えを喰ったマックスは頭にきて、ヴィンセントの殺人司令のファイルをハイウェイに投げ捨ててしまいます。

しかしヴィンセントは自分に仕事を依頼した麻薬組織のフィリックス(ジャヴィア・バーダム)という男の所に行き、残りの2名の暗殺リストを聞き出せとマックスを脅します。

そして4人目のターゲットが殺され、彼らを追っていた LAPDの麻薬捜査官・ファニング(マーク・ラファロ)までもがヴィンセントの凶弾に倒れた時、マックスはラストターゲットが誰がを知り話が急展開します。

映画の冒頭ヴィンセントは、タクシーに乗った時マックスに、LAは初めてですかと聞かれて『来るたびに早く帰りたくなる』といい、『この街の地下鉄で死んだ男の話』をします。

それは映画を観終わった後、観客は、ヴィンセントの最期を暗喩しているのかと感じると思うのです。

始まりが終わりに繋がる、不思議な映画でもあります。

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