VIPを迎えた高級ホテルを狙う魔の手が、最初に狙ったのはホテルの敏腕マネージャー。
狙われた空間は密室。VIPを襲うテロの手から守る最後の手段とは・・・
ホラー映画の大御所が送るクライムサスペンス。

マイアミの高級ホテルのマネージャー・リサ(レイチェル・マクアダムス)は祖母が急逝したのでダラスに帰郷していた。

葬儀を終え、最終便でマイアミに帰る時、隣の席に座っていたのは、空港のバーで一緒に酒を飲んだ男リップナー(キリアン・マーフィー)だった。

2人はお互いの身の上を話すが、話がリップナーの身の上話に差し掛かった所で話の雲行きが怪しくなる。

『俺の仕事は政府高官の暗殺だ。』彼はリサの職業はホテルマネージャーだと知ると、翌日彼女のホテルに宿泊する予定となっている政府高官キース(ジャック・スカイア)の部屋を変える様強制してくる。

リサは密室での脅迫にどう対処するのか・・・

原 題 RED EYE
製作年 2005年
製作国 アメリカ
監 督 ウェス・クレイヴン
脚本・原案 カール・エルスワーズ
製作総指揮 メイソン・ノヴィック
撮 影 ロバート・D・イエーマン
音 楽 マルコ・ベルトラミ
出 演 レイチェル・マクアダムス(リサ)、キリアン・マーフィー(リップナー)、ブライアン・コックス(ジョー)、ジェマ・メイズ(シンシア)、ジャック・スカリア(キース副高官)、コルビー・ドナルドソン(SP)


『エルム街の悪夢』や『スクリーム』などホラー映画シリーズを手がけてきた監督が手がけただけあり、実際の対決はテロ主犯のリップナー対ホテルマネージャー・リサという構図となっています。

映画の前半は、リップナー優勢で進んでいきますが、この辺りのストーリー展開は、ホラー映画で幽霊が人間を追い詰めるハラハラ感を思い起こさせます。

リサは、密室テロに巻き込まれ本やアメ玉などの小道具を使ったり、鏡にメッセージを書こうと逃げるための努力をするのですが、ことごとくリップナーに見破られていくのです。

飛行機がとうとうマイアミに到着し、リサが反撃するチャンスはもうなくなったのか、と観客は思うのですが、ここからが反逆の時となります。
映画後半は脚本家ール・エルスワーズの持ち味が生かされたスピード感あふれる、サバイバルゲーム感覚のクライムサスペンスになっていきます。

リサが、リップナーの魔の手から逃げ、ホテルに宿泊する政府高官だけでなく宿泊客や従業員の命を守る為に、いささか強引な真似をする所は驚きましたが。

ラストは終わりよければすべてよし、という展開なので、サクっと観れる展開になっている事は確かです。

本国では名前の通った俳優、監督、脚本、製作陣で、米国上映初週興行No.1だったにも関わらず、当時日本ではDVDスルーされていました。

本編が85分とコンパクトに纏まっていた事と、出演俳優、女優の知名度が日本でも上がったという2点で、作品の知名度が後からあがった一作です。

ラブ・ストーリーへの出演作が多い、レイチェル・マクアダムスと、『麦の穂を揺らす風』から『インセプション』まで幅広い役柄を持つキリアン・マーフィーの、意外ともいえる、役が見れる作品とも言えます。

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