NYマンハッタンに現れた謎の4人組の銀行強盗。50人の人質全員が容疑者に見える事件。
彼らの狙いは、本当に金だけだったのか?
完全犯罪のむこうにある犯人の狙いに貴方も必ず騙される。

マンハッタン信託銀行がペンキ職人を装った4人組に襲われ、犯人グループは銀行内に居た従業員と客を人質にとった。

NYPDのフレイジャー(デンゼル・ワシントン)は、部下のミッチェル(キウェテル・イジョフォー)と共に事件現場に駆けつける。

彼らだけでなく、信託銀行の取締役会長 アーサー(クリストファー・プラマー)、信託銀行の弁護士 マデリーン(ジョディ・フォスター)、作戦司令部のダリウス(ウィリエム・デフォー)も駆けつけた。

そんな彼らに主犯のダルトン(クライブ・オーウェン)はこう言った。
『二度と繰り返さないからよく聞け。私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして実行する・・・』
彼らの真の狙いとは何なのか・・・

原 題 INSIDE MAN
製作年 2006年
製作国 アメリカ
監 督 スパイク・リー
脚 本 ラッセル・ジェウィルス
製作総指揮 ジョン・キルク
撮 影 マシュー・リバディック
音 楽 テレンス・ブランチャード
出 演 デンゼル・ワシントン(キース・フレイジャー)、クライブ・オーウェン(ダルトン)、ジョディ・フォスター(マデリーン・ホワイト)、クリストファー・プラマー(アーサー・ケイス)、ウィレム・デフォー(ジョン・ダリウス)、キウェテル・イジョフォー(ビル・ミッチェル)


犯行グループの者らは、人質たちに自分たちと同じジャンプスーツを着用させ、誰が犯人で誰が人質か区別出来ないように目くらましをさせます。

これで見かけは誰が犯人かもわからないのです。

それだけでなく、犯人は銀行の中で、どんな人種の人間が、どんな目的で強盗を行ったかという事すら、外部の人間に推測させない様にします。

銀行の中で犯人グループが話している声のダミーとして、東欧の独裁政権者・ホッジャの演説テープを、銀行内で、かけっ放しにしてあるシーンがあります。

これは、銀行を襲う犯人が、アルカイダ系のテロリストか、
独裁国家の出身かもしれないという米国の偏見を色濃く現しているシーンです。

外で、犯人の出方を待つしかない捜査当局の人間たちも、一癖二癖ある所が見どころです。
フレイジャーは以前関わった麻薬取締事件で汚職容疑をかけられ、今回の事件が無事解決すれれば名誉挽回となります。

被害にあった信託銀行の取締役会長ケイス(クリストファー・プラマー)は、金庫の中にどうしても盗まれたくないものが入ってるというのです。

そんな二人の思惑をよそに、犯行グループは散々時間稼ぎをし、捜査を惑わせた末に、銀行から一斉に覆面姿の同じ人間を飛び立たせるという暴挙に出ます。

これでは犯人が誰かわかりません。

映画のラスト、フレイジャーが犯人の真の狙いをしり、微笑むシーンがあります。
彼が、映画のラストに流れるダルトンのアナウンスと同時に犯人たちの狙い、そして、どうやって銀行を襲ったかを観客が知ったその時、その意外な手口と狙いに驚くことでしょう。

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