地球上の人口は、約70億人。
その中から選ばれた2人が、見えぬ何かに導かれ、戦う事になる。
ーイーグル・アイー
それは全てを監視している。だが私たちには見えない。
ITツールが及ぼす監視社会を描き出した一作。

コピーショップで働くジェリー(シャイア・ラブーフ)は、兄が交通事故死した日から、不可解な事件に巻き込まれた。

空の口座に振り込まれた多額の金、家に届いた最新鋭の軍事機材、謎の携帯の着信。
謎の声に、逃げなければ逮捕されると告げられたジェリーだったが、逃げる間もなく、FBI捜査官モーガン(ビリー・ボブ・ソーントン)に逮捕されてしまう。

同じ頃、シングルマザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)も謎の携帯電話の声に翻弄されていた。
演奏会に出かけた息子のサム(キャメロン・ボイス)の姿が、街頭モニターに映し出され、謎の声は、指示に従わなければ息子の命はないと脅したのだ。

謎の声が2人を選んだ理由とは・・・

原 題 EAGLE EYE
製作年 2008年
製作国 アメリカ
監 督 D・J・カルーソー
脚 本 ダン・マクダーモット
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
原 作 ダン・マクダーモット
撮 影 タリウス・ウォルスキー
音 楽 ブライアン・タイラー
出 演 シャイア・ラブーフ(ジェリー)、ミシェル・モナハン(レイチェル)、マイケル・チクリス(キャリスター国防長官)、アンソニー・マッキー(ボウマン少佐)、ロザリオ・ドーソン(ゾーイ空軍捜査官)、ビリー・ボブ・ソーントン(FBIエージェント・モーガン)、イーサン・エンブリー(FBIエージェント・クラント)、キャメロン・ボイス(サム)


突発的な危機に対する経験も心構えもない一般市民が、正体不明の何者かによって狙われ続け逃げ続けるというシチュエーションは、ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』を思い出させます。

そこにメインキャラクターの人間性と、ITがもたらす危険性を盛り込んだ事が映画の見所と言えるでしょう。
空軍の広報という優秀な人材の兄・イーサンと、兄にコンプレックスを持ちながら、兄の存在により、国家機密の陰謀に巻き込まれていく複雑なキャラクターを、シャイア・ラブーフが巧く演じています。

この作品の撮影当時シャイアは21歳。
監督のD.Jカルーソーとは『ディスタービア(2007)』以来2度目のタッグになります。

製作陣がレイチェル役にミシェル・モナハンを抜擢したきっかけは、『MI:Ⅲ(2006)』で、彼女がイーサ・ハントの妻ジュリアを演じた事でしょう。
強くてしなやか、どんな試練にも耐えうる女性像を探し当てた製作陣が行き着いた答えが、彼女にありました。

映画の中では、ジェリーとレイチェルは、出会った当初、お互いを邪魔な存在だと直感すします。
しかしお互いがFBIに追われ、謎の声に翻弄されているという共通の不安を見つけた途端に、真実を暴きだそうとする所が、この映画最大の見所です。

ボウマン少佐は、映画の中でも何故、ジェリーの兄が事故死を遂げたのか、鍵を握る人物でもあり、演じるアンソニー・マッキーは、ゾーイ役のロザリオ・ドーソンの友人でもあります。
イーグル・アイが何なのかを知る重要な人物であるだけでに、目が離せません。

設定がSF感あるだけに、細部にリアル感を持たせる為、国防省に協力を仰いでいる所も、見所です。

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