盗んだブツ、ワケアリ。
時は’70年初頭のロンドン。借金で首が回らない男が乗った強盗話の裏には訳があった。
実在する英国スキャンダルを映画化。

ロンドンで中古車店を経営するテリー(ジェイソン・ステイサム)は、借金取りに怯える生活にうんざりしていた。
そんな時、元恋人のマルティーヌ(サフラン・バロウズ)から銀行強盗のヤマを持ちかけられる。

テリーは仲間を集め、ベイカー街にある銀行の地下金庫室にトンネルを掘り侵入し、数百万ポンドの現金と宝石を盗み出した。

テリーも仲間たちも、強盗は成功したと思い込んでいた。
しかし、金庫の中にあったのは、現金と宝石だけでなく、知られてはいけない王室のスキャンダルもあった事から、テリーは筋金入りのプロの刺客に狙われる事となる・・・

原 題 THE BANK JOB
製作年 2008年
製作国 イギリス
監 督 ロジャー・ドナルドソン
脚 本 ディック・クレメント
製作総指揮 ジョージ・マクインドゥ
撮 影 マイケル・コールター
音 楽 J・ピーター・ロビンソン
出 演 ジェイソン・ステイサム(テリー・レイザー)、サフラン・バロウズ(マルティーヌ・ラブ)、スティーヴン・キャンベル・ムーア(ケヴィン・スウェイン)、ダニエル・メイズ(デイヴ・シリング)、ジェームズ・フォークナー(ガイ・シンガー)、アルキ・デヴィッド(バンバス)、マイケル・ジブソン(エディ・バートン)、リチャード・リンターン(ティム・エヴェレット)、ピーター・デ・ジャージー(マイケルX)、デヴィッド・スーシェ(ルー・ヴォーゲル)


ジェイソン・ステイサムが今回演じるのは、ヒーローでも、不死身の悪党でもなく、借金で首が回らないただの中年男という所が見どころです。

ステイサム演じるただの中年男テリーが、元恋人の誘いにのって強盗をした事により、プロの刺客に狙われる羽目になります。

元恋人のマルティーヌは、麻薬密輸がバレてMI5のティム(リチャード・リンターン)に司法取引を申し出ていたのです。
彼女は麻薬取引を免除してもらう代わりに、銀行強盗をしてこいと言われていたのです。

何故なら、マイケルX(ピータ・デ・チャージ)というエセ左翼が撮った英国王女のスキャンダル写真が、その銀行の貸金庫に収められているので、取り返せというものでした。

しかし英国王女のスキャンダル写真をティムに渡した後、テリーたちは、現金や金の延べ棒に紛れている、もっと危険なものを発見してしまいます。

ヴォーゲル(デヴィット・スーシェ)が記した汚職警官への贈賄記録、MI5高官と下院議員の猥褻写真など、見なかった事にして置こうというものばかり。

英国政府は、テリーたち7人の強盗が盗みを働いた後、数日間トップ報道として事件を扱いますが、ある日報道規制をかけてしまいます。

その後にプロの刺客を派遣して死ぬより怖い目に遭わせるのです。

映画のラストは、英国の大物が出てきて、スキャンダルはなかった事にするというものになりますが。

この映画実話が元という事なのと、ジャーナリストによる裏づけが取れている事。
被害にあった銀行には、何かと訳ありの顧客が多かったのか、被害届が出されなかったという当時の状況を知ると楽しめる映画だと思います。

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