天才的ドライビングテクニックを持つ孤高な男の純愛が疾走する・・・
鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンの名を一躍ハリウッドに知らしめた衝撃の話題作。

昼はハリウッドのスタントマン、夜は強盗の手助けを請負うドライバー(ライアン・ゴズリング)は、ある日、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と出逢い、好意を抱く。

ドライバーのエージェントで修理工場を営むシャノン(ブライアン・クランストン)は、ドライバーと組んでレースに出場する夢があった。
シャノンはその為に旧知の仲だが今はマフィアのバーニー(アルバート・ブルックス)に出資を要求する。
バーニーはドライバーの走りを見て出資を承諾した。

しかしアイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役を終え帰ってきた事から運命の歯車は狂い始める・・・

原 題 DRIVE
製作年 2011年
製作国 アメリカ
監 督 ニコラス・ウィンディング・レフン
脚 本 ホセイン・アミニ
製作総指揮 デヴィット・ランカスター
原 作 ジェイムス・サリス
撮 影 ニュートン・トーマス・サイジェル
音 楽 クリス・マルチネス
出 演 ライアン・ゴズリング(ドライバー)、キャリー・マリガン(アイリーン)、ブライアン・クランストン(シャノン)、アルバート・ブルックス(バーニー)、オスカー・アイザック(スタンダード)


上映された当時、斬新な映像やカット割が有名になった映画です。
これは監督自身、中間色が見えづらい色覚障害があり、色彩コントラストの強い独特な画面構成を取っているという事なのだそうです。

それは監督の別の作品『オンリーゴット』や『ブロンソン』にも同じ事が言えます。

主演のライアン・ゴスリングは、この映画の前後から、好青年の役というよりも、一癖二癖ある役を選ぶ様になり、初の監督作『ロスト・リバー』では、ウィンディング・レフン の影響を受けた手腕をみせる画像構成を見せています。

映画の中でドライバーは、どんな相手とも極力縁を持たない様にして生きているのが判ります。
裏稼業の強盗に使う携帯は毎回変える、表の仕事もエージェントを通すという徹底振りです。

そんな中彼は偶然にもアイリーンと知り合い、心を通わせる事で、彼女の夫の服役中の借金返済の問題に踏み込んでしまいます。

彼女の夫の一件だけで住むことなのかと思いきやそれは、意外にも、ドライバー自身の仕事にも繋がっていくのです。

ドライバーは、自分の中の隠れた暴力性は、誰にも受け入れられないと悟った時、ある決断をします。
それが彼が現在過去未来、彼が孤高の人だった所以だと判るのではないでしょうか。

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