かつては軍の捜査官、今は過去を捨てた男。
証拠を信じず、正義の為に手段を選ばない男。
人々は彼をアウトローと呼んだ・・・
40言語に翻訳されベストセラーとなった『ジャック・リーチャーシリーズ』第一弾。

ピッツバーグ郊外で白昼に6発の銃弾が発砲される事件が起き、元米軍スナイパーのジェームス(ジョセフ・シコラ)が逮捕された。

彼は担当刑事エマーソン(デイヴィッド・オイェウォ)に対し、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)を呼べという。
リーチャーは、元陸軍の秘密捜査官で、2年前に除隊してから忽然と姿を消し、その後の個人情報がない男だった。

リーチャーはエマーソンと地方検事ロディン(リチャード・ジェンキンス)の前に、突然現れ、自分なりの方法で、ジェームスが有罪になった理由を解き明かしていく・・・

原 題 JACK REACHER
製作年 2012年
製作国 アメリカ
監督・脚本 クリストファー・マッカリー
製作総指揮 ジェイク・マイヤーズ
原 作 リー・チャイルド
撮 影 キャレブ・デジャネル
音 楽 ジョー・クレイマー
出 演 トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)、ロザムンド・パイク(ヘレ・ロディン)、リチャード・ジェンキンズ(DAロディン)、デイヴィッド・オイェウォ(エマーソン刑事)、ヴエルナー・ヘルツオーク(ゼック)、ジェイ・コートニー(チャーリー)、ジョセフ・シコラ(ジェームス・バー)、マイケル・レイモンド・ジェームス(リンスキー)、アレクシア・ファスト(サンディ)、ロバート・デュヴァル(キャッシュ)


リーチャーはジェームスが何故スナイパーとして致命的な過ちを犯したのかを現場検証します。
プロならば痕跡を残さずターゲットを始末出来るはずが、穴だらけの仕事ぶりに矛盾を感じたからです。

リーチャーは、捜査を仕切りだし、検事の娘で弁護士のヘレン(ロザムンド・パイク)にジェームスが狙撃したと思われる人物の周辺の聞き込みをさせ、自分は本当に彼が駐車場から狙撃してたのかという現場検証をします。

駐車場からだと、逆行になってターゲットが見えない。
ですが確実に当てられるポイントとして、近くを走る高速道路をリーチャーは見つけます。
その一方でプロのスナイパーだったジェームスが1発外したのはおかしいとリーチャーは考えるのです。

捜査を進めていくにつれ、リーチャーは、謎の男リンスキー(マイケル=レイモンド・ジェームス)につけられ、リンスキーは、酒場に入ったリーチャーをを若いカーショップの店員サンディ(アレクシア・ファスト)と周りの男たちを使い始末しようとします。

リーチャーがサンディが金で雇われた事に気づいた時には、遅し。
サンディはリンスキーを雇いジャックを尾行しつづけていた男チャーリー(ジェイ・コートニー)に殺されてしまいます。

リーチャーは、紆余曲折の末、チャーリーを雇っていた男が、ジェームスをはめたロシアンマフィアである事を知り、豪雨の中泥まみれになりながらも手段を選ばず敵を倒し、ジェームスの無罪を守るのです。

そしてヘレンは事件解決の兆しが見え、街を去ろうとするリーチャーに、戻ってくる?と聞きます。
リーチャーが、それはありえないね、という目を向ける所が印象的です。

最低限の範囲でしか人と関わらないようにしているアウトローは、一件矛盾したパーソナリティを持つ様ですが、映画の主人公としては魅力的でもあります。

その点では、この映画はデンゼル・ワシントンの『マイ・ボディガード』にも通じるものがあるのではないでしょうか。

あちらもA.Jクイネルによるベストセラー『燃える男』を原作とした映画です。

誘拐保険に加入するためボディーガードを雇う事が条件になっているメキシコで、元米軍対テロ暗殺部隊という華やかな経歴を持ちながら、現在はアルコール依存症という主人公クリーシーをデンゼルが演じています。

一匹狼で酒以外の心の友はいない彼が少女のボディガードを引き受けるというものです。

おせっかいは焼く事もあるが、自分の事は詮索されたくない。
そんな方にお勧めの映画になります。

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