世界最強の特殊部隊VS暗殺者。
英国政府が今なお否定しつづける暗殺事件で暗躍した男たちが居た・・・
豪華俳優陣で送る元SAS隊員による問題作の映画化。

殺し屋から足を洗い恋人と静かに暮らしていたダニー(ジェイソン・ステイサム)の元に、かつての相棒ハンター(ロバート・デ・ニーロ)の写真が届く。

ハンターは600万ドル(5億円)という高額の報酬で、SASの精鋭を事故に見せかけて殺すいう危険な案件に失敗し捕虜となっていた。

ダニーはやむを得ず、ハンターの代理でこのミッションを引き継ぐ為、デイヴィス(ドミニク・パーセル)とメイヤー(エイデン・ヤング)を召集。

報酬を山分けする事でミッションに参加して貰う。
しかし元SAS隊員スパイク(クライブ・オーウェン)はダニーらの動きを察知していた。
彼らの背後には『フェザーマン』と呼ばれる謎の組織の存在があった・・・

原 題 KILLER ELITE
製作年 2011
製作国 アメリカ
監 督 ゲイリー・マッケンドリー
製作総指揮 クリストファー・マップ
脚 本 マット・シェリング
原 作 ラナフル・ファインズ
撮 影 サイモン・ダガン
音 楽 ジョニー・クリメック
出 演 ジェイソン・ステイサム(ダニー・ブライス)、クライブ・オーウェン(スパイク・ローガン)、ロバート・デ・ニーロ(ハンター)、ドミニク・パーセル(デイヴィス)、エイデン・ヤング(メイヤー)、アドウェール・アキノエ・アクバエ(代理人)、ロドニー・アフィーフ(首長)、ラッキー・ヒューム(スティーヴン)、グラント・バウアー(クレッグ)、ダニエル・ロバーツ(マッキャン)、ディオン・ミルズ(ラノフ・ファインズ)


ハンターの代わりにダニーが引き受けたミッションは、オマーンの首長(ロドニー・アフィーフ)から息子を殺した3人のSAS隊員、スティーヴン(ラッキー・ヒューム)、クレッグ(グラント・バウアー)、マッキャン(ダニエル・ロバーツ)を事故死に見せかけ殺し、証拠のビデオメッセージも撮影するというものでした。

一人目のターゲット、スティーブンは家の浴室で転んで死んだ様にみせかける為、ご丁寧にも浴室のタイルを剥がし同じ材質のハンマーを作り、撲殺します。

次のターゲット、クレッグは死人が出てもおかしくないといわれるSASの冬山の山岳訓練参加中です。
凍死させる薬を飲ませた所で、誰も事故死扱いはしてくれないのです。

そこでダニーがSASの訓練に混じり、クレッグのコーヒーの中に精神に作用する薬を混ぜ、始末します。

ラストターゲットとなるマッキャンを、ダニーたちが狙う頃には、元SASからなる殺し屋フェザーマンも気づかぬはずはなく、狙うのが難しくなってきます。

マッキャンは現在傭兵をしているので、偽の仕事の採用面接を知らせ、彼を事故死させるのが目的なのですが、これが巧く行かず、結果として三番目のビデオはニセモノを作り、首長に渡すことになるのです。

ハンターは、これで無事解放されますが、ダニーは首長の息子の殺害に関わった最後の1人、ラノフ(ディオン・ミルズ)が自叙伝を上梓しようとしている事を知ります。

ダニーは、幼馴染のアンを身の安全の為フランスに行くように指示し、フェザーマンに最後の戦いを挑みます。

クライマックでは、ステイサムが椅子に縛られたまま反撃をくらわし、3階の窓ガラスを破るアクションが見物です。

この映画を、おちょくった米国の映画に『極秘司令ドック×ドッグ』があります。

オバマ大統領就任に全米が沸き立つ中、旧政権下で極秘ミッションに関わって来た『ファクトリー』と呼ばれる非合法工作組織の秘密諜報員11人に抹殺司令が下されたというものです。

抹殺司令が下されたかつての優秀チームは、今は全員役立たず。
誰が抹殺司令を出したかも知らずに、チーム全員がお互いを疑いだし、とんでもない事態に陥るというアクションコメディです。

抹殺司令が下った諜報員のコードネームはタロットカード名で呼ばれ、タロットカードが彼らの性格の長所短所を露骨に現している所もパロディ要素のひとつでしょう。

実在する部隊を描いた映画と、この映画の様にパロディを見比べて見るのもいいかもしれません。

「キラー・エリート」を鑑賞する