- 2023-2-15
- アクション
- ジュリア・スタイルズ, ジョーン・アレン, スコット・グレン, デヴィッド・ストラザーン, パディ・コンシダイン, ポール・グリーングラス, マット・ディモン

記憶を失ったCIA極秘計画の人間兵器ジェイソン・ボーン。
新たなる計画・ブラックブライアーが始動したその時、ボーンの記憶はよみがえるのか?
ジェイソン・ボーンシリーズ完結作。
英誌『ガーディアン』にボーン(マット・ディモン)の記事が掲載された。
パリで新聞を目にしたボーンはロンドンに飛び記事を書いた記者、ロス(パティ・コンシダイン)を呼び出す。
ロスは、CIA極秘要人暗殺計画『トレッドストーン計画』と、全てを闇に葬り去ろうとする『ブラックブライアー計画』を取材してきたが、ブラックブライアー計画が放つ殺し屋・バス(エドガー・ラミレス)に殺される。
ボーンはロスのメモを頼りに、CIAマドリッド支局長ダニエルズ(コリン・スティントン)のオフィスに潜入。
そこで彼は支局員・ニッキー(ジュリア・スタイルズ)と出会い、彼女の協力を得て、ダニエルズが身を隠すモロッコに向かうのだが・・・
原 題 | THE BOURNE ULTIMATUM |
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製作年 | 2007年 |
製作国 | アメリカ |
監 督 | ポール・グリーングラス |
脚 本 | トニー・ギルロイ |
製作総指揮 | ダグ・リーマン |
原 作 | ロバート・ラドラム |
撮 影 | オリヴァー・ウッド |
音 楽 | ジョン・パウエル |
出 演 | マット・ディモン(ジェイソン・ボーン)、ジュリア・スタイルズ(ニッキー・バーンズ)、デヴィッド・ストラザーン(ノア・ウォーゼン)、スコット・グレン(エズラ・クレイマー)、パティ・コンシダイン(サイモン・ロス)、エドガー・ラミレス(バズ)、ジョーイ・アンサー(デッシュ)、コリン・スティントン(ニール・ダニエルズ)、アルバート・フィニー(ハーシュ博士)、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ) |
ボーンは、ダニエルズを追い、モロッコのタンジールへ向かいますが、ダニエルズは、CIAが送り込んだ暗殺者デッシュ(ジョーイ・アンサー)により殺されます。
ボーンは、デッシュと激しい戦いの末にデッシュを倒し、いよいよ自分自身が『何者だったのか』に向き合う事となるのです。
ボーンはニッキーと別れ、トレッドストーンNY支部に居るパメラ(ジョーン・アレン)の元に向かいます。
そこで彼は自分が何者だったかが判り、対テロ極秘調査局長ウォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)のオフィスに忍び込み資料をパメラに託します。
その後ボーンは自分が何故こうなったかを知る為に、トレッドストーンの訓練監察官ハーシュ(アルバート・フイニー)に会いに行くのです。
全てが判った後、彼が取った行動とは・・・。
ラストで見せるニッキーの笑顔は、ジェイソン・ボーンは、もう暗殺者ボーンとして生きなくてもいいんだという安堵の微笑みなのかもしれません。
本国では公開一週間前に完成し、出演俳優、スタッフ一同、観客の反応も判らぬまま不安だったというこの作品。
シリーズ全作品が『挑戦の連続』であり、毎回ありとあらゆる面においてタフな要求を強いられたというだけあり、主演のマット・ディモンは、このシリーズのおかげで、さまざまな役を演じられるようになったと言います。
ブルーバックを使用せずセットとロケで行われたこのシリーズ。
エキストラも通りすがりの人を集めたそうなので、作り物ではないリアル感が味わえるのも見どころです。
監督はドキュメンタリー出身の・ポール・グリーングラス。
手持ちカメラを駆使したアクティブなカメラアングルも見どころになっています。
ジェイソン・ボーンシリーズは、三部作トータルで観る事をお勧めします。
話の流れも判りますし、三部作の良さがトータルで観ることにより理解出来る事もポイントです。
ジェレミー・レナー主演のスピン・オフ的作品『ボーン・レガシー』もお勧めです。
ジェレミー・レナー演じる暗殺者アーロン・クロスは時系列で考えると『ジェイソン・ボーンシリーズ』の2作目『ボーンスプレマシー』から出てくるキャラクターとなります。
映画の中でも、ジェイソン・ボーンシリーズに出てきた脇役が出てくる上に、ボーンの存在も取り上げられているので、比べて観て見るのもお勧めです。
ボーンを演じたマット・ディモンが『自分の中でジェイソン・ボーンは終わっていない気がする』と言った意味を再確認できる映画だと思います。
次に観る映画は絶対コレ!