- 2023-1-23
- アクション
- F・ゲイリー・グレイ, エドワード・ノートン, ジェイソン・ステイサム, シャーリーズ・セロン, セス・グリーン, ドナルド・サザーランド, マーク・ウォールバーグ, モス・デフ

奪うのは50億の金塊。どう攻め、どう奪い、どう逃げる?
小さいヤツ程、華麗にキメる。最後に笑うのは誰だ?
5人のプロ、ミニじゃなければ出来ないキレ技に貴方は圧倒される。
窃盗のカリスマ・チャーリー(マーク・ウォールバーグ)の次の計画は最新型金庫に眠る50億の金塊を奪う事。
集められたのは、潜入のプロ・スティーブ(エドワード・ノートン)、天才ハッカーのライル(セス・グリーン)、最速の逃亡王ロブ(ジェイソン・ステイサム)、時限爆弾装置のプロ・レフト・イヤ(モス・デフ)、伝説の金庫破りジョン・ブリジャー(ドナルド・サザーランド)の5人。
計画が成功したかに思えた時、スティーブの裏切りにより金塊は盗まれ、ジョンは、スティーブの手にかかり命を落とす。
1年後、チャーリーはジョンの娘で錠前屋のステラ(シャーリーズ・セロン)をスカウトし、奪われた金塊の再強奪を試みるのだが…
原 題 | THE ITALIAN JOB |
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製作年 | 2003年 |
製作国 | アメリカ |
監 督 | F・ゲイリー・グレイ |
脚 本 | ドナ・パワーズ、ウェイン・パワーズ |
製作総指揮 | ティム・ビーヴァン、ジム・ダイヤー、エリック・フェルナー、ウェンディ・ジャフェット |
撮 影 | ウォーリー・フィスター |
音 楽 | ジョン・パウエル |
出 演 | マーク・ウォールバーグ(チャーリー)、エドワード・ノートン(スティーブ)、シャーリーズ・セロン(ステラ)、セス・グリーン(ライル) 、ジェイソン・ステイサム(ロブ)、ドナルド・サザーランド(ジョン・ブリジャー)、モス・デフ(レフト・イヤ) |
’69年に公開された同名映画のリメイクなので、元の作品にオマージュを捧げつつも、本作はオリジナルと別の観点からストーリーに切り込んでいます。
リメイクでは、人物面に焦点が当てられていて、メイン俳優が個性的な街並みや車に負けない強烈なキャラクターをアピールしました。
マーク・ウォルバーグ演じるチャーリーは、凄腕なのに周りに振り回される『ビックヒット』の狙撃手役に似ています。
表情を変えず冷徹にチャーリーを追い詰める側に回る、スティーブを演じるエドワード・ノートンは、『ボーン・レガシー』で演じたCIA研究員の悪役っぷりを彷彿とさせます。
この作品で演じたハンサムロブの様な、女に目がないが仕事ぶりは抜群というキャラクターは以後ジェイソン・ステイサムのアクション映画主役キャラの定番となります。
オリジナルでは主人公のガールフレンドだった女性も、リメイクでは金庫破りの娘という話に需要な役割となっています。
オリジナルは、カーマニアに捧げられた映画と言っても過言ではありません。
映画の冒頭でランボルギーニ・ミウラが走るシーンは、オリジナルの冒頭で、ロッサノ・ブラディがミウラに乗るシーンへのオマージュでもあります。
映画の中では、最初はベニスを舞台にカーチェイス、次はロスを舞台に大渋滞を作り出すという、手の込んだ撮影を行った為、劇中のカーチェイスは見どころ満載です。
監督と俳優陣のタッグにより、劇中のカーアクションが極力スタントなしという所は、リアル感にこだわる人にとって魅力です。
スタントなしのカーアクションを最もこなしたのはシャーリーズ・セロンなのだそうです。
映画のラストは、チャーリーがジョンの遺言を守ったあたりもすがすがしいですね。
1時間50分という時間を感じさせない展開の早い映画なので、ワクワクする映画が好きな方にお勧めします。
オリジナルの『ミニミニ大作戦』を知らなくても楽しめる映画の作りになっています。
実在したMITブラックジャック・チームの活躍を描いた『ラスベガスをぶっつぶせ』や、ニコラス・ケイジが伝説の車窃盗犯を演じた『60セカンズ』、ジェシー・アイゼンバーグがマジシャンを演じた『グランド・イリュージョン』などが好きな方にお勧めの映画です。
次に観る映画は絶対コレ!