アンストッパブル(UNSTOPPABLE)

アクション

人為的ミスで暴走しだした列車を止めるのは新米車掌とベテラン機関士。
暴走列車を止める使命を託された2人の男の、それまでの人生はまったく別のものだった…
実際に起きた貨物列車事故の映画化。

ペンシルバニア州、ブルースター操車場。
最新鋭のディーゼル機関車777(トリプルセブン)牽引の貨物列車が暴走した。

列車は19万リッターのディーゼル燃料で走る上、発火性の強い有毒物質を積んでいた事が発覚。
このままだとスタントン郊外の急カーブで脱線、大爆発、大惨事は避けられない。

フラー操車場長のコニー(ロザリオ・ドーソン)は万事休すという事態に、777と同じ線路を走る貨物1206号に乗車中のベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と、新米車掌ウィル(クリス・パイン)に、事故を防ぐように指令を出すのだが…

原 題 UNSTOPPABLE
製作年 2010年
製作国 アメリカ
監 督 トニー・スコット
脚 本 マーク・ボンバック
製作総指揮 ジョニー、リック・ヨーン
撮 影 ベン・セレシン
音 楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
出 演 デンゼル・ワシントン(フランク・バーンズ)、ロザリオ・ドーソン(コニー・フーパー)、クリス・パイン(ウィル・コルソン)、イーサン・サプリー(デューイ)、T・J・ミラー(ギリース)、リュー・テンプル(ネッド)

運転手デューイ(イーサン・リプリー)らの凡ミスで、暴走しだした777号。
事態が発覚した当初は、会社の重役カルヴィン(ケヴィン・ダン)が、対策を考えますが、これらはことごとく的外れに終わります。

高速で暴走する車両に、ヘリで上空から車掌を飛び移らようとして、車掌が暴風で飛ばされてしまい死亡してしまいます。

次に暴走する機関車に前方から救援機関車73753号をつけて牽引して強引に止めようとするのですが、何両にもなっている暴走機関車を一両で止められるわけもなく、救援機関車は爆発炎上、乗っていたフランクの同僚のジャド(デヴィット・ウォーショフスキー)は死亡。

フランクは何がなんでも暴走機関車を止めようとします。

腕がいいにも関わらず会社から整理解雇の憂き目に遭い、解雇の日は長女の誕生日だというフランク。

何をやっても満足せず、職を転々とし、妻ダーシー(ジェシー・ショラム)が不倫してるとカン違いし、揉め事を起こし今では自宅接近禁止令が出ているウィルは離婚まで言い渡された身。

命がけで車両一つ一つにブレーキをかけていくフランクにウィルは尋ねます。
会社にそこまで命をかける価値なんてあるのかと。
フランクはいうのです、会社じゃない住民の為だと。

もしこの電車が爆発炎上したら住民はどうなるとフランクは言うのです。

(彼の懸命の努力により、777号は最悪の事態を免れます。)

映画は2001年にオハイオ州で起きたCSX8888号列車事故の話を元にしている様ですが、交通安全教室車両とのニアミスは、映画の為に作られた設定の様です。

それ以外は、ほぼ実際の事故と同じ様に再現されているそうです。

Recommend

トニー・スコットで、おすすめといえば『サブウェイ123』でしょう。

デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタという二大俳優が出ている面でもドラマとして見応えはあります。

この映画でデンゼルが演じた主人公の様に、『サブウェイ123』でデンゼルが演じる鉄道管理局のガーバーは、かつて管理職に就いていたものの、汚職の疑いをかけられ、地下鉄総合運行所という窓際職にまわされています。

ある日、ガーバーは地下鉄123号の先頭車両1両をジャックする謎の強盗ライダーに交渉人として指名されます。

トラヴォルタ演じるライダーと名乗る謎の強盗は、何故かガーバーの立場に共感する所も見ものですし、地下鉄という話のモチーフも、この映画に通じるのではないでしょうか。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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