ウォンテッド(WANTED)

アクション

しがない人生を送っていた『僕』の元に現れた謎の美女は、僕を見たこともない場所へ連れて行き、新しい人生を送らせた・・・
ジェームス・マカヴォイ主演のアクション作。

パニック症候群に悩まされるしがない会計士ウェスリー(ジェームス・マカヴォイ)の人生は、『その日』が来るまで漫然としていた。

女上司ジャニス(ローナ・スコット)には毎日の様に嫌味を言われ、つきあっていた彼女は友人に寝取られる始末。

ある日、ウェスリーは買い物に行ったスーパーで、謎の女性フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)に出逢う。

二人は何者かに襲われ命からがら逃げ出し怪しげな工場にたどり着くと、そこに居たのはスローン(モーガン・フリーマン)という男だった。

彼はウェスリーの父親は暗殺組織の一員で、昨日殺された事。
ウェスリーなら、組織の裏切り者クロス(トーマス・クレッチマン)を倒せるというのだが・・・

原 題 WANTED
製作年 2008年
製作国 アメリカ
監 督 ティムール・ベクマンベトフ
脚 本 マイケル・ブラント
製作総指揮 マーク・シルベストリ
撮 影 ミッチェル・アムンドセン
音 楽 ダニー・エルフマン
出 演 アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)、ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー)、モーガン・フリーマン(スローン)、テレンス・スタンプ(ペクワースキー)、トーマス・クレッチマン(クロス)、コモン(ザ・ガンスミス)、マーク・ウォーレン(リペアマン)、ダート・バークハーズ(ブッチャー)、クリス・プラット(バリー)、クリスティン・ハーガー(キャシー)、ローナ・スコット(ジャニス)

スローンは組織にウェスリーをつれて来て、彼をフラタティの一員に仕立てていきます。

最初は、今までの生活とのギャップに慣れなかったウェスリーですが、自分に暗殺者としての潜在能力がある事に気づいた後、上司に嫌味を言われ続ける生活に見切りをつけて暗殺者としての特訓を受けるのです。

スローンはフォックスを目付け役につけ、リペアマン(マーク・ウォーレン)、ブッチャー(ダート・バークハーズ)らに
特訓をうけて一人前の暗殺者となっていきます。

ウェスリーは手始めに、クロスではなく違う人物の暗殺を引き受ける事となりますが、狙撃の段になり、撃つのを拒んでしまうのです。
そこでフォックスは、1人を殺して1000人を救うというフラタニィの信念を何故自分が守るのかをウェスリーに説明する所も見どころです。

その後、ウェスリーは、ある暗殺司令を受けた時にクロスを見つけ、深追いをするうちに傷を追い、リペアマンを死なせてしまいます。

ウェスリーはクロスからの銃弾を肩に受けますが、銃弾作りをしているペクワースキー(テレンス・スタンプ)にあい、クロスの消息を調べ、彼と対決しようとするのです。

しかしそこにはフラタティ全体を巻き込む陰謀が隠されている事をウェスリーが知る由もないという所も見どころです。

またクロスの正体が何者かという事が判ってからは、話は急展開します。
これはまさに、ウェスリーは、何故この組織に入ってきたのか、導かれて入ってきたというのが判る瞬間でもあるので、見どころとなっています。

映画のラストは、ウェスリーは、漫然とした日々ではなく、本当の自由を手に入れた、そう思えるのではないでしょうか。

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特殊能力を持つ謎の主人公、それを追う謎の組織という構図といえば、ヘイデン・クリステンセン主演の『ジャンパー』があります。

幼い頃のトラウマにより、瞬間移動が出来る様になったデヴィット(ヘイデン)は、大人になってからは、その能力を悪用し銀行の金庫に忍び込み金を盗み、好きな時に好きな場所に瞬間移動し、人生を豪遊する生活を送っていました。

しかし彼のような能力を持つ人種を取り締まる謎の組織『パラディン』の捜査官・ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)や同じ能力を持つジャンパー・グリフィン(ジェレミー・ベル)に反感を抱かれ、デヴットは孤軍奮闘せざるを得なくなるというものです。

デヴィットの母親(ダイアン・レイン)もジャンパーで組織の一員だったというクライマックスは、まさに『ウォンテッド』と同じではないでしょうか。

SFアクションの中にも、血のつながりや絆を感じられる作品が見たい方にお勧めです。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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