デジャヴ(DEJA VU)

デジャヴ (DEJA VU)

既に起こった事件を防げるか?既に殺された女性を救えるか?
その答えは、一人の捜査官の『デジャヴ』に隠されていた。
『バーチュオシティ』から10年、デンゼル・ワシントンが再びSFアクションに挑む。

543人もの犠牲者を出した、フェリー爆破事件。
捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)は、現場近くで発見された女性クレア(ポーラ・パットン)の遺体を見た途端、不思議な感覚に襲われる。

彼女とは面識がないにも関わらず、以前どこかで逢った様な気がしたのだ。

ダグは、FBI捜査官プライズワーラ(ヴァル・キルマー)に事件特別捜査班に招聘され、政府が極秘に開発した『タイムウィンドウ』を捜査に使う事を勧められる。

それは現在時間から『4日と6時間』遡った過去の映像を自由にみる事が出来るものだった。

ダグは、この装置を利用し、事件解決の糸口を探ると同時にクレアの命を救おうとするのだが…

原 題 DEJA VU
製作年 2006年
製作国 アメリカ
監 督 トニー・スコット
脚 本 テリー・ロッシオ
製作総指揮 テッド・エリオット
撮 影 ポール・キャメロン
音 楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
出 演 デンゼル・ワシントン(ダグ・カーリン)、ポーラ・パットン(クレア・クチヴァー)、ブルース・グリーンウッド(ジャック・マクレディ)、ヴァル・キルマー(ポール・プライズワーラ)、ジム・カヴィーゼル(キャロル・オースタッド)、アダム・ゴールドバーグ(デニー)、マット・クレイヴンズ(ラリー)

もしもデジャヴが『過去』からの警告なのだとしたら?という大胆な発想の元に展開されているこの映画。

ストーリー展開がもたついたり、カメラワークや編集がまずいと観客も飽きる所を 見事なカットと奇抜なカメラアングルで観客を魅了している所がポイントです。

ダグは『タイムウィンドウ』が、過去の映像を見るだけでなく、実際に過去に『何か』を送る事が出来る事をしり、最初にフェリー爆破事件のあった日時を書いたメモを『過去』に送りますが、それは『何等かの形で過去の世界にいる自分』に届かず失敗に終わります。

次に彼は、片方の世界で現実、片方は過去を見れる眼鏡をかけフェリー爆破事件の犯人オースタッド(ジム・カウィーゼル)を逮捕にまで追い詰めます。

しかしダグは同僚が死んでしまうという事実は変えられないばかりか、フェリー事故も未然に防げないという事を知るのです。

当局はオースタッドが見つかり逮捕されたので、事件は解決されたと、捜査を終わらせようとしますがダグは納得がいきません。

クレアが助からないという事は、クレアは何等かの形で4日と6時間前に死ぬと核心したダグは、命の危険も顧みず、自ら過去にさかのぼります。

そして体当たり同然でクレアを救いますが、フェリー爆破事故の事実を変えないとクレアの命は救われた事にならないと考えたダグは、フェリーに乗り込みます。

そんな二人をしぶとくおいつめるオースタッド。
フェリー爆破という事実を変える為に、ダグが犠牲にしたものは何だったのか。

そして映画の冒頭、ダグがクレアに感じたデジャヴの意味は、映画のラストで観客が判るはずです。

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時間に迫られ誰かを救うドラマとしては『スパイゲーム』がこの映画に似ていると思います。

ブラッド・ピット、ロバート・レッドフォードという二枚看板のサスペンスアクションとして話題になった映画です。

CIAのベテラン・スパイ(レッドフォード)は、引退を迎えたその日に、教え子のスパイ(ブラッド・ピット)が、敵方に捕まり拷問を受けていると報告を受けます。

ベテランスパイは、いかにして内部の人間に勘づかれず、教え子を無事に救い出す事が出来るかというスリリングなストーリー展開は、この映画に共通するのではないでしょうか。

息もつかせぬ、目が離せないといった、キャッチコピーのついた映画のお好きな方におすすめの映画です。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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