トランスポーター 2(LE TRANSPORTER 2)

アクション

その契約は、子供のお抱え運転手という、たやすいもののはずだった。
しかしフランクはある組織の陰謀により誘拐犯にされただけでなく命の危険に晒される・・・
大人気カーアクションシリーズ第二弾。

フランク(ジェイソン・ステイサム)は運び屋稼業から足を洗おうとマイアミにやってくる。

そこで彼は連邦麻薬対策委員長ビリングス(マシュー・モディン)から息子ジャック(ハンター・クラリー)の通学送迎をしてくれと頼まれる。
運転手が休暇を取ったので、復帰までの代理という事でフランクは引き受ける。

ある日、フランクはジャックの健診先の病院で怪しい看護婦と医師をみつけ、不穏な空気を感じ取ったフランクはこの日の健診を取りやめると二人は発砲してきた。

難を逃れたのもつかの間、ジャックは看護婦に化けた謎の女ローラ(ケイト・ノタ)に足に銃をつきつけられジャック誘拐犯にしたてられてしまう・・・

原 題 LE TRANSPORTER 2
製作年 2005年
製作国 フランス、アメリカ
監 督 ルイ・レテリエ
脚 本 ロバート・マーク・ケイメン
製作総指揮 リュック・ベッソン
撮 影 ミッシェル・アムンドセン
音 楽 アレクサンドル・アザリア
出 演 フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)、ジャンニ(アレッサンドロ・ガスマン)、ローラ(ケイト・ノタ)、オードリー・ビリングス(アンバー・ヴァレッタ)、ジェファーソン(マシュー・モディーン)、ジャック(ハンター・クラリー)、タルコーニ警部(フランソワ・ベルレアン)

今回フランクはブラックスーツ、時計はパネライと、全身のコーディネートもキマっているので、男性からみると、ステイサムのファッションも見どころです。

もうこの稼業から引退しようと思っているフランクは、前回の「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品を開けない」という信条ではなく、「車に敬意を払え」「挨拶をしろ」「シートベルトは忘れずに」という三か条を依頼を引き受ける際の
信条にしています。

もっとも前回も今回もフランクが身の上に課している三か条がなんらかの形で破られているのは確かなのですが。

今回フランクは麻薬カルテルにジェファーソンの息子ジャックの誘拐の濡れ衣を着せられます。
ですが、あくまで誘拐は建前。
彼らの目的はジャックだったのです。

ジャックに48時間後に発病する空気感染ウィルスを打ち込み、ジャックの父親であるジェファーソンが麻薬撲滅サミットに参加するのを見計らい、ジェファーソンだけでなくサミットメンバー全員を殺す事が目的でした。

フランクは解毒剤を手に入れる為に奔走しますが、その時のアクションも見物です。

解毒剤を何としても渡さぬよう、自分の体に仕込む組織のボス・ジャンニ(アレッサンドロ・ガスマン)のしぶとさも凄いと思いますが、ジャンニを確保しようとするフランクの執念にも、目が離せません。

今回のもう1つの主役ともいえるのがフランクの車、アウディ A8 6.0クワトロ。
V12気筒 6リッタークラスのこの車。
最高出力は450ps/6200rpm、最大トルクは59.1kg-m/4000rpm。お値段は約1500万円。
ジャンニが乗る車はランボルギーニーのロードスターという点も、見どころです。

Recommend

同じ様にカーアクションや出てくる車が見どころで、背後に組織が絡む映画として『60セカンズ』があります。

伝説の車泥棒メンフィス(ニコラス・ケイジ)は弟キップ(ジョアンニ・リビジ)が車泥棒になるのを恐れ引退した身。

しかしそんな兄の意向に反して弟は半人前の腕で車泥棒稼業をしだした為に、マフィアのボス・ドライコフ(ティモシー・オリファント)に目をつけられ殺されそうになります。

メンフィスは、弟を殺されなくなければ指定の車を盗めといわれるのですが、その中には過去に何度も挑戦して盗めなかった車があった事、そして、リストにある車を盗む為には、昔の恋人スウェイ(アンジェリーナ・ジョリー)の力が必要な事を知るのです。

弟が軽く見積もった依頼を、伝説の車泥棒と言われた兄が慎重かつ大胆にこなす所が見どころの映画という点では、トランスポーター2との共通点はあると思います。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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