ルディ/涙のウイニング・ラン(RUDY)

ルディ/涙のウイニング・ラン (RUDY)

実在したアメフト選手ルディ・ルディガーの半生を描く。
経済的にも体格にも恵まれず、学力不足だったルディは、いかにしてアメフト名門校の最終試合の見せ場に立ったのかを描く感動のスポ根ドラマ。

ルディ(ショーン・アスティン)は、身長160cmと小柄な体格をものともせず高校時代、フットボール選手として成功を収めてきた。

しかし経済的事情と、学力不足から大学進学を断念。
ピッツバーグにある父ダニエル(ネット・ビーティ)の製鉄所で働く日々。

彼の夢はノートルダム大の名門チーム『ファイティング・アイリッシュ』に入る事。
そんな彼に対し周囲は愛想を尽かしていたが、唯一の親友ピート(クリストファー・リード)は彼を応援していた。
しかしピートは交通事故で亡くなり、ルディは、半ば強引な形で、ノートルダム大を目指す事となるのだが・・・

原 題 RUDY
製作年 1993年
製作国 アメリカ
監 督 デヴィット・アンスポー
脚 本 アンジャロ・ピッツオ
製作総指揮 リー・R・メイズ
撮 影 オリヴァー・ウッド
音 楽 ジェリー・ゴールドスミス
出 演 ショーン・アスティン(ルディ)、クリストファー・リード(ピート)、ロバート・プロスキー(ガバナー神父)、ネット・ビーティ(ダニエル)、チャールズ・S・ダットン(フォーチュン)、ジョン・ファブロー(D・ボブ)、パーシジアン(ジェイソン・ミラー)、ダン(チェルシー・ロス)

夢は描くだけでは実現しない、行動してこそ叶うものという事を教えてくれる映画です。

アメフトをするにあたり、様々なハンデがあるルディは、ノートルダム大で門前払いを喰らってしまいます。

そんな彼に救いの手を差し伸べたのがガナバー神父(ロバート・プロスキー)です。

彼は付属のホーリークロス短大で基準の成績を収めれば、ノートルダム大への転入は可能だと教えてくれます。
こうしてルディは昼間は、グラウンドキーパーのフォーチュン(チャールズ・S・ダットン)と仕事し、短大に通い、ノートルダム大でトップの成績を収めるボブ(ジョン・ファブロー)に家庭教師に来てもらい、編入への努力を重ねます。

物事の成就には、情熱だけでなくプロセスと正しい努力が必要だと教えてくれるシーンです。

ルディは、努力しノートルダム大の編入試験を受けますが、最後のチャンスでようやく受かるというギリギリの学力だった事が判ります。

名門大学を甘くみていた彼にはさらなる試練も圧し掛かります。
95人居る部員のうちユニフォームが着れるのは60人。
彼はヘッドコーチ・パーシジアン(ジェイソン・ミラー)に一試合だけでも出させてくれと直談判しに行きますが、ヘッドコーチがダン(チェルシー・ロス)に変わり計画が白紙に戻されます。

それでも夢を諦めなかった彼に 様々な人が味方してくれるシーンがあり、観る側に希望を与えてくれるところが、この映画の最大の見所となります。

ルディを演じるショーン・アスティンは、古くは『グーニーズ』のマイキー、最近では『指輪物語』のサム役として、有名な俳優さんです。

この映画では野心あるスポーツ選手を演じているので違った側面もみれるので一味違うと思います。

Recommend

監督のデヴィット・アンスポーは実在のスポーツ選手及び、スポーツ監督や出来事を題材に映画を作る人です。
彼の名を世間に知らしめることとなった『勝利への旅立ち』が好きな方にもお勧めです。

名門アメフトチームの代理選手として、かつての名QBと個性的な業界のはみ出し者らがチームを作る、
キアヌ・リーブスの『リプレイスメント』が好きな方にもお勧めできる映画とも言えます。

スポーツと学業の両立がいかに大事であるか、犯罪都市リッチモンドに実在した高校のバスケットボールチームの
再生を描いた『コーチカーター』がお好きな方にも、劇中のルディの心境は共感できると思います。

日本は諸外国と違い、スポーツに秀でていれば勉強はおざなりになってもいいという傾向が横行していました。
それを見直すいい映画だと思います。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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