- アクション
- クリス・エヴァンス, クリス・ヘムワーズ, グウィネス・パルトロー, サミュエル・L・ジャクソン, ジェレミー・レナー, スカーレット・ヨハンソン, ステラン・スカルスガルド, トム・ヒドルストン, マーク・ラファロ, ロバート・ダウニーJr

観た後は世界中にアベンジャーズ(社会現象)が起こる。
2013年で創刊50周年を迎えたマーベルスーパーヒーローシリーズ日本上陸。
国際平和維持組織シールドでは、四次元キューブを極秘調査するという実験が行われていた。
しかしキューブは、地球支配を目論むロキ(トム・ヒドルストン)によって奪われてしまう。
シールド長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)は、キューブ奪還の為に、地球最強の勇者を集めた軍団『アベンジャーズ』を結成しようとする。
彼の呼びかけに応じたのは、魔性のスパイ・ナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)、70年の眠りから覚めたばかりの戦士スティーブ(クリス・エヴァンス)らだった。
急こしらえとなった最強軍団は、互いの意見も纏まらぬまま戦いに挑もうとするのだが・・・
原 題 | THE AVENGERS |
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製作年 | 2012年 |
製作国 | アメリカ |
監督:脚本 | ジョン・ウェドン |
製作総指揮 | スタン・リー、ジョン・ファブロー |
原 作 | ザック・ペン |
撮 影 | シーマス・マカーヴェイ、ASC,BSC |
音 楽 | アラン・シルベストリ |
出 演 | ロバート・ダウニーJr(トニー・スターク/アイアンマン)、クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャーズ/キャプテン・アメリカ)、マーク・ラファロ(ブルース・バナー/ハルク)、クリス・ヘムワーズ(ソー)、トム・ヒドルストン(ロキ)、スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウ)、ジェレミー・レナー(クリント・バートン/ホークアイ)、クラーク・クレッグ(フィル・コールソン)、コビー・スマルダース(マリア・ヒル)、ステラン・スカルスガルド(エリック・セルヴィク)、サミュエル・L・ジャクソン(ニックウ・フューリー)グウィネス・パルトロー(ペッパー・ポッツ) |
『日本よ、これが映画だ』というキャッチコピーに、いま1つ頷けなかった人も多かったはずのこの映画。
米国版『東映夏休みヒーロー祭り』の様に考えれば良いのだと思います。
日本ですと東映系で夏休みに上映する特撮スーパーヒーロー映画は、『大人になると卒業するジャンル』という概念がありますが、海を渡ると違い、大人になっても堂々とヒーローを応援出来るのです。
その背景にはヒーローもののストーリーやキャラクターのバックグラウンドに政治的背景も盛り込まれているという事もありえるのかもしれません。
映画の中でもダウニーJr演じるアイアンマンが『資金面』でヒーローを支える立場であれば、エヴァンス演じるキャプテン・アメリカが『良き日のアメリカ』の象徴として現れてくる事となります。
冷戦時代の象徴としてブラックウィドウが現れ、怒りを抑える象徴としてハルクが出てきます。
映画の中のアベンジャーズは、ロキが四次元キューブを使い宇宙から軍隊を呼び寄せるのが目的と知り、それを食い止めようとします。
しかし政府側が土壇場で出した投げやりともいえる決断に、アイアンマンは命がけの選択で阻止に回る所も見どころです。
監督は、原作や本国でのアベンジャーズ人気を知らない他の国の人にも共感を持って貰える様に、ストーリープロットを組んだそうです。
映画の前半は洗脳されたホークアイの記憶が戻るどうか観ている側はハラハラし、その後は一気にクライマックスにストーリーが繋がっているので、観易い作りとなっています。
それが成功の秘訣であり、大きな見どころを生んだのではないかと思います。
ダウニーJr主演の『アイアンマン1~3』、エヴァンスの『キャプテン・アメリカ』、『キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャー』、『マイティ・ソー』あたりは映画のキャラクターのアウトラインを知る意味で、この映画のを観る前に観ておくと、面白いと思います。
外からやってくる敵を倒すというマーベルスーパーヒーローものですと『X-men:フューチャー・アンド・パスト』もお薦めです。
バイオメカニカルロボ・センチネルによりミュータントが壊滅状態に追いやられた近未来で、ウルヴァリンは『過去』の自分に意識だけ戻り、過去を変える事で、未来を変えようとするものです。
ハリウッド映画だけでなく、マーベルヒーローが好きな方なら、すんなり入っていける展開ではないでしょうか。
