96時間(TAKEN)

アクション

任務では元凄腕CIA諜報員、弱点は思春期の娘。
娘の為ならエッフェル塔も壊す、リーアム・ニーソンの暴走元諜報員シリーズ第一弾。

カリフォルニアで警備会社に勤務するブライアン(リーアム・ニーソン)は元凄腕CIA諜報員。
唯一の楽しみは、離婚した妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)が引取った思春期の娘、キム(マギー・グレイス)に、あう事だった。

この日もプレゼント片手に意気揚々とキムに逢いに行くブライアンだったが、キムの目的は友人のアマンダ(ケイティ・キャシディ)と一緒にパリに行くのを許可してほしいという事というすれ違いぶり。

ブライアンは渋々、キムの言い分を聞き入れ、万が一の為に特殊な電話を渡しておく。
しかしブライアンの一抹の不安は的中。

空港についたキムとアマンダは、不審な男・ピータ(ニコラ・ジョー)に誘拐されてしまう・・・

原 題 TAKEN
製作年 2008年
製作国 フランス、アメリカ、イギリス
監 督 ピエール・モレル
脚 本 リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
製作総指揮 ディディエ・オアロ
撮 影 ミシェル・アブラモヴィッチ
音 楽 ナサニエル・メカリー
出 演 リーアム・ニーソン(ブライアン・ミルズ)、マギー・グレイス(キム)、ファムケ・ヤンセン(レノーア)、リーランド・オーサー(サム)、ジョン・グリース(ケイシー)、ケイティ・キャシディ(アマンダ)、ザンダー・バークレー(ステュワート)、オリヴィエ・ラブルタン(ジャン・クロード)、アーベン・バジラクタラジ(マルコ)、ニコラ・ジロー(ピータ)

原題名の意味は拉致、邦題名の意味は、人質が無事で居られる時間という、原題名と邦題名がマッチした形となっている映画です。

任務となれば凄腕を発揮するブライアンですが、娘命の暴走ぶりが止まらない。
主人公ブライアンの冷静さと、我を忘れた暴走ぶりのギャップが激しいアクションものとなります。

そんな父親に、娘キムもパリに行く本当の目的がライブだと言えず、美術館巡りをすると嘘をつかざるを得なくなったりします。
彼女らを浚ったピータは、ブライアンに追い回された末に、トラックにはねられます。

手がかりを失ったブライアンは元同僚のジャン・クロード(オリヴィエ・ラブルタン)の元を訪れ、事件の手がかりを得ようとします。

ジャン・クロードとブライアンの生き方は正反対。
ブライアンは諜報員だという生き方を家族に理解して貰おうとして離婚に至りました。
ジャン・クロードは家庭を持ちつつ仕事と家族は別という考えなのです。

ブライアンはジャン・クロードがキムたちを浚ったアルバニア系の裏組織に繋がりがあると考え、手がかりを得ていく所も見どころです。

が、娘の事になると先が見えなくなる程暴走するブライアン。

彼が組織に乗り込み暴れれば、無関係に巻き込まれる人間が出てきたり報復を受ける確立が高くなります。
そこで元同僚のサム(リーランド・オーサー)、ケイシー(ジョン・グリース)らがキムを救いだすのに加わります。

このシリーズ、主役のキャラクターのせいではないのかもしれませんが、アクションが派手な為、ブルーレイでは『リアルタイムカウンター』が出て、負傷者数や残り時間などが出ます。

これが見どころになるかどうかは、見る人の判断によると思います。

Recommend

凄腕CIAながら、弱点は・・・という展開では、ケヴィン・コスナーの『ラスト・ミッション』があります。

思春期の娘を抱えるCIAエージェントが、任務中に脳腫瘍で余命3ヶ月と診断され、今抱えている仕事を最後の仕事にしようとします。

娘に対する勘の悪さも災いし、BFの出来た娘に敬遠されている所も、この映画のブライアンの立場を思い出さずに居られません。

ブライアンの場合は元同僚がマフィアへの繋がりがありましたが、コスナーの『ラスト・ミッション』の場合では、娘のBFの父親がマフィアの片腕だった事から、任務に支障が出るクライマックスが見物です。

似ている映画なので、比べてみてみるのもいいでしょう。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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