スタートレック(STAR TREK)

アクション

時は近未来。殉職した父の威厳に押しつぶされ生きてきた青年が、今銀河を駆け抜ける時が来た・・・。
クリス・パイン主演待望の『スタトレ』リブート第一作。

カーク(クリス・パイン)は幼い頃に、宇宙艦隊士官だった父ジョージ(クリス・ヘムズワーズ)を亡くし、酒と喧嘩に明け暮れ、バーで騒ぎを起してしまう。

彼をみかねたパイク大佐(ブルース・グリーンウッド)は、お前の父親は800人の命を救った英雄だと語り、宇宙艦隊アカデミーへの入学を勧める。

カークは在学中に模擬戦闘で不正を行い、聴聞会に召集されてしまうが、その最中に、バルカン星からの緊急救助要請が届く。

カークは謹慎の身だったが、ボーンズ(カール・アーバン)の機転でパイク大佐が指揮するエンタープライズ号に乗り込み、バルカン星に向かう。

そこで目にしたのは、父を殉職させた謎の巨大宇宙艦ナラーダ号だった・・・

原 題 STAR TREK
製作年 2009年
製作国 アメリカ
監 督 J・J・エイブラムス
脚 本 アレックス・カーツマン
製作総指揮 ブライアン・バーク
原 作 ジーン・ロッデンベリー
撮 影 ダニエル・ミンデル
音 楽 マイケル・ジアッキノ
出 演 クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、カール・アーバン(レナード・”ボーンズ”マッコイ)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)、サイモン・ペッグ(モンゴメリー・スコット)、ジョン・チョー(ヒカル・スールー)、アントン・イェルチン(パヴェル・チェコフ)、ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)、エリック・バナ(ネロ)、クリス・ヘムズワース(ジョージ・カーク)、ジェニファー・モリソン(ウィノナ・カーク)、レナード・ニモイ(老スポック)

監督がJ・J・エイブラムスであることから『JJTrek』といわれるこのシリーズ。

過去の『スタトレ』メンバーは、原則として出てこないという事や、設定だけ貰い、話を新しく作り替えた事から、今回の『スタトレ』はリブート作と見られていています。

主演のクリス・パインとしては『ジャック・ライアンシリーズ』とこの作品、二作がリブート作である事も注目の的でしょう。

かつて人気を誇ったシリーズに喝を入れるという事に成功したのは、『007ゴールデンアイ』で五代目007を引き継いだピアース・ブロスナンと、『ミッション・インポッシブル』をリブートさせたトム・クルーズ2人だけなので、クリス・パインの新鮮な魅力には期待のかかるシリーズとなっています。

今回の敵は、超新星爆発により故郷を失ったロミュラン星人のネロ(エリック・バナ)。自分の星が救われなかったのは、惑星連邦の意思決定が遅れた為と考えていて、その見せしめとして過去に遡りバルカン星を破壊し、パイク船長を人質にとり、今度は惑星連邦本部のある地球にその刃を向けようとします。

そんな一大事であるにも関わらず、カークとスポックは対立。
挙句の果てにスポックはカークを惑星デルタ・ウェガに放り出してしまいます。
そこでカークは、老スポック(レナード・ニモイ)に出逢い、事の発端を知る所も見どころでありマニア垂涎のシーンです。

ここからは、多種多様なアクションと、過去作品へのオマージュをふんだんに交え、観客を飽きさせない作りにしつつ、次回へ続くようなエンディングにしているのも面白みがあります。

Recommend

単一ものでお薦めの映画としては『ギャラクシークエスト』があります。

映画そのものが『スタトレ』のパクリと言えるこの作品です。

人気SFテレビシリーズ『ギャラクシークエスト』出演の面々は、放映終了から20年もたっているのにファン主催のドサ周りイベントに出演させられる日々に飽き飽きしているという設定です。

そんな彼らのもとにバルカン星人よろしく、宇宙人サーミアンが現れます。

彼らは、この映画のロミュラン人ぽい、宇宙人サリスから守ってくれと『ギャラクシークエスト』の面々に大真面目に助けを求めに来ます。

テレビ番組で繰り出される必殺技や宇宙船の武器が、このナンチャッテ宇宙人に『通用』してしまう場面はマニアも、昨日スタトレリブート作を見た人も共通で大笑いできる作品です。

たまにはこの様な作品もいかがでしょうか。
 
次に観る映画は絶対コレ!

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