恋とニュースのつくり方(MORNING GLORY)

ドラマ

6週間以内に番組を立て直さないとクビ?
美人ディレクターの前に立ちはだかったのは大御所アンカーマンとミスコンの元女王の大喧嘩。
彼女はいかにして恋も仕事も掴むのか?

元ディレクター・ベッキー(レイチェル・マクアダムス)は、NYの朝番組プロデューサーに抜擢される。
上司のジェリー(ジェフ・ゴールドブラム)から任された仕事は、6週間以内に視聴率低迷している番組の建て直しだった。

ベッキーは問題があった前任のアンカーマンを解雇し、大御所のキャスター・マイク(ハリソン・フォード)を抜擢する。
だが番組上の相方になるはずの、女キャスター・コリーン(ダイアン・キートン)は、ニュースしか読まないマイクを毛嫌いするゴシップ大好きのミスコンの元女王だった。

ベッキーは視聴率アップの為に、ある奇策を練る事にする・・・

原 題 MORNING GLORY
製作年 2010年
製作国 アメリカ
監 督 ロジャー・ミッシェル
脚 本 アライン・ブローシュ・マッケンナ
製作総指揮 シェリル・クラーク
撮 影 アルウィン・H・カックラー
音 楽 デヴィッド・アーノルド
出 演 レイチェル・マクアダムス(ベッキー)、ハリソン・フォード(マイク)、ダイアン・キートン(コリーン)、パトリック・ウィルソン(アダム)、ジェフ・ゴールドブラム(ジェリー)

視聴率が下がっているモーニングショーの視聴率アップ策としてベッキーは、日本の民放でもお馴染みの『情報バラエティ番組化』や『ワイドショー化』を目差すのです。

お天気キャスターはジェットコースターに乗り、スカイダイビングに行き、コリーンまでもがニュースの激しさなら負けられないわとカエルにキスまでします。

視聴率さえ上がればどんなニュースをどんな方法で作ってもいいという現場の雰囲気に、マイクはますます不機嫌になります。

猛然と反対するマイクは本番でも憮然とした態度をとり、ベッキーを怒らせますが、マイクは『グッドナイト・アンド・グッドラック』に出てくる反撃のアンカーマン、エド・マローの様に、なりたくてもなれなかったしくじりを犯した身です。

洞察力の鋭さゆえ、周囲の記者やアンカーが取材に行く様子を目の当たりにしたマイクは、ベッキーにザワークラフトの取材に行くと言いながら実は自分のやりたかった、州知事の取材もしてしまいます。

ついにベッキーとマイクは売り言葉に買い言葉で、ケンカ別れしてしまいます。

そんなマイクの不器用な謝罪を巧く伝える役目をしているのが、ベッキーの同僚で彼女の恋人のアダム(パトリック・ウィルソン)です。

ベッキーはこの時、視聴率をあげ、結果さえ出せばどんな質の悪い仕事をやっても構わないという概念を捨てる事となります。

仕事って結果さえ出せばいいものかどうか、そう悩んでいる女性におすすめです。

Recommend

女の子が主役のラブコメ・サクセスドラマという点では『キューティーブロンド』シリーズが好きな方には是非おすすめしたい映画です。

最後まで自分が成功する事を信じてボーイフレンドに支えてもらい進んでいく女の子の姿が映し出されるという点では、『コヨーテアグリー』もそうだと思います。

脚本家が同じという点でおすすめなのは『プラダを着た悪魔』が好きな方にも、この映画はおすすめです。

あの映画の結末とこの映画の結末、成功した女主人公がどんな人生の選択をしたのかを比べてみるのもいいと思います。
 
次に観る映画は絶対コレ!

関連記事

最近の記事

TOP